退院するよ
3コース(12週間)に及ぶ抗がん剤治療を終え、昨日一時帰宅から病院に戻ってきた。
その際担当医から説明があり、それを踏まえた結果、退院して経過観察&定期的な通院をする方向で決着した。
担当医の説明はこうだ。
3コースの科学療法を行った結果、2カ所のリンパ節の腫れがほぼ無くなり、CTを見る限り(治療前と3コース分の計4枚のCT画像を見比べながら)2ヵ所のうち1ヵ所はCTの画像でも確認出来ないほどに小さくなっており、もう片方も5~7ミリ程度の塊になっているそうだ。
今後の予定としては
●5~7ミリのリンパ節の残りカスを開腹手術で取り、ガン細胞の有無を確認する。
●一旦退院して定期的な通院による経過観察。
最初は「手術もやむ無し」と思っていたが、手術そのものはガン細胞の有無を確認する為の「治療としての手術」ではなく「検査としての手術」なのだそうな。医者も言っていたのだが、手術そのものがすごく大きなものになるので、検査の為だけに腹を2~30センチ開腹して脊髄近くの大動脈・大静脈の真横にある5~7ミリの物を目指していくこの手術を行う必要性が現状(の俺の体)であるとは言い切れない、ということ。もちろん大掛かりな手術となれば術中・術後の体へのリスクも大きくなる。
そういう事から「経過観察」を選択した訳だ。
前に「放射線で患部を直接攻撃するのがベスト」とか書いた気がするが、大間違いだった事が分かった。
放射線をあてた部分は、いざ手術が必要になった時にメスを入れられない、つまり傷がふさがらなくなるんだそうだ。しかもガンが再発したとしても抗がん剤が使えないらしい。
とりあえず採血と尿を貯める検査と呼吸機能の検査をやって悪い数値が無ければ数日中にも退院出来る。
あー長かったなぁ、再発の可能性があるから完治じゃないけど、しばしガンとはおさらばだ。
ばーか! ガンのばーか!