2017.3.5 東京国立博物館「春日大社 千年の至宝」展に行ってきた
閉幕間際の駆け込みでしたが行ってこれました「春日大社 千年の至宝」展。
約5か月ぶりのトーハク。
トーハクの特別展は【ほぼ写真撮影不可】なのですがこの特別展も例外に漏れず。
第1章「神鹿の杜」
春日大社のご祭神、武甕槌命(たけみかづちのみこと)が鹿の背に乗り春日の杜へ降り立ったという社伝があり、鹿は神の使い「神鹿」として神聖視されるようになったそう。なので鹿に纏わる物がたくさん展示されているエリアがこの「神鹿の杜」なのでした。
鹿の絵や像がたくさんありました。背中に「人物」や「榊」を乗せた絵や、春日の地を背景にした曼荼羅など。
第2章「平安の正倉院」
ここで展示されていた物のほとんどが重要文化財か国宝という凄まじいエリア。20年に1度行われる社殿の修理(式年造替)の際に奉納された神宝たちです。琴、笙、銅鏡、刀、槍、弓、弓矢などなど・・・壮観でした。
第3章「春日信仰をめぐる美的世界」
書物や春日宮曼荼羅等の絵、厨子、菩薩の立像等がたくさん展示されていました。中でも地蔵菩薩立像(薬師寺・重文)は綺麗なお姿で、道端に立ってる石で出来たお地蔵さんとはやはり纏っている雰囲気が全く違う(比べちゃいかんのかもしれないが)のでしばらく見入ってしまいました。
第4章「奉納された武具」
このエリアの刀剣や甲冑もほとんどが重文か国宝です。中でも一番人だかりが出来ていたのは「赤糸威大鎧(竹虎雀飾)」でしたね。数年前に修繕したということもあってとにかく綺麗。着る為ではなく見る為のお宝といった感じ。圧巻でした。
ここで記念撮影スペースが!
春日大社に奉納された灯籠の現物!なのですよこれ。展覧会唯一の撮影OK場所!
第5章「神々に捧げる芸能」
「春日若宮おん祭」で行われてきた芸能の様子を描いた絵や太鼓、能面などの能に関する道具の展示エリア。
平安時代の能面がいくつかありましたがすべて重文でした。
第6章「春日大社の式年造替」
去年行われた式年造替で60回目だったそうですが、式年造替にかかわる様々な資料、造替で撤去された品々の展示エリアでした。大きな絵馬や狛犬がいました。
と、こんなところで終了となりました。とても見ごたえのある特別展で楽しかった!
買った図録と図録を買ったおまけでもらった「藤巴紋根付」ストラップ。
特別展内の特設ショップで図録を買ったらもらえましたよ。
次にトーハクに行くのはこの時かな。
運慶祭りですよ。これは行かねば!!
ちなみに4月8日から奈良国立博物館では快慶展があるんですよね!
http://www.narahaku.go.jp/exhibition/2017toku/kaikei/kaikei_index.html