【宮森LOG】

買った物や行った場所に関する備忘録

はまり道その3「藤子不二雄・キテレツ大百科」

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今回の「はまり道」はアニメにもなった藤子不二雄の超メジャー作品、

キテレツ大百科」のてんとう虫コミックス版、全3巻です。

発明好きな少年・木手英一(きてえいいち)が、父が田舎から持ち帰った先祖の奇天烈斎が書き残した「奇天烈大百科」を譲り受け、そこに書かれた発明を次々と完成させていく。

個人的に「キテレツ大百科」はSF漫画だと思っているのですがどうでしょうかね。時を止めたり地中にもぐったり深海へ行ったりしまいにゃタイムマシンも作ってしまうんですから。しかし30年も前に少年漫画というカテゴリーにありながら思いっきりSF作品だという奥ゆかしさみたいな、作者の溢れんばかりのアイデアには感服してしまうんです。A氏の描くあの独特の絵のタッチも大好きだけど、キテレツ大百科のようなSF系なストーリーはF氏の独壇場のような気がします。「ドラえもん」「タイムパトロールぼん」「21エモン」「パーマン」etc... きりが無いですな。

自分はFさんAさんどちらの作品も好きなので(もちろん全ての作品という訳ではないけれども。)Aのほうが好きだとかFの方がいいとか言うのは野暮だと思うんです。お互いの絵のタッチが似ているということでタッグを組んだ御二人ですが、ストーリーの内容は明らかに違いますよね。当然だと思います。御二人の合作「オバケのQ太郎」は名作ですが、だからといって合作ではないそれぞれの作品のクオリティが低いかと言えば全くそんなことは無いわけで。それそこが『藤子不二雄』の凄いところであると思うのです。

・・・話が脱線しましたが、この「キテレツ大百科」は今読んでも十分に楽しめる名作です!

とにかく楽しく読めるのでオススメいたします。某オークションとかまん●らけ系なマニアックなお店なら比較的安価で入手出来ると思いますよ。状態や版数にも因りますが3冊で1000円前後かな。高い物ではないです。