【宮森LOG】

買った物や行った場所に関する備忘録

はまり道その4「熊倉隆敏・もっけ(勿怪)」

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中学生の姉・檜原静流(ひばらしずる)と小学生の妹・瑞生(みずき)姉妹の妖怪とのやりとりと共に姉妹の成長も同時に描いている、とても読みやすく面白い作品です。TVアニメ化もされました。

姉の静流は物の怪(もののけ)つまりもっけが見えてしまう能力を、妹の瑞生はもっけに憑かれやすい体質をそれぞれ持っていて、親の住む都会から田舎に避難してきた訳ですが、ここでももっけ関係、人間関係でいろいろトラブルが・・・。

なんでこの漫画をオススメするかといえば、妖怪を扱った漫画でこんなに読みやすくて勉強になる漫画は無いからですよ。もっけに対するその土地土地の風習や、その「見えないモノ」への対処法などを重んじるという。何でこんなことやってるのかという事でも実は的を得ていたりして。

自分は「見える人」ではないし身の回りにそういう特別な風習も無いので興味というか知識としてしか読むことはできないけど、そういった古くからの習わしってのは残していかなきゃいかんのだろうなと思うのです。お盆の頃、ナスに割り箸を4本突き刺して動物みたいな形にしてご先祖をお迎えしたりというのもそうですね。自分がガキの頃はまだ見かけたけど最近はどうなのか分からないなぁ。

5月25日(月)発売の月刊アフタヌーン7月号でこの「もっけ」は最終回を迎えました(自分はコミック派なので本誌は読んでません)。「もっけ」9巻が7月23日に発売されますがおそらくこれが最終巻となることでしょう。

最終巻かぁ、読みたいけど読みたくないな~。好きな漫画が終わるのは寂しいですね。