【宮森LOG】

買った物や行った場所に関する備忘録

藤子・F・不二雄大全集第11弾購入

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第11回配本です。今回はこの2冊。

海の王子」3巻(完結)

ジャングル黒べえ」(この1冊のみ)

今回はやはり「ジャングル黒べえ」に尽きるでしょう。

収録作品のうち約半数が単行本未収録作品。自分は「バケルくん」2巻の巻末に載っている物しか読んだ事がないのでほぼ全てが未読。とりあえず半分くらいまで読みましたがこの作品は面白い。発禁状態だったこの作品がこうやって改めて日の目を見るのはとても良い事ですね。

オバケのQ太郎」の「国際オバケ連合」に『黒人のオバケ』が出てくるところから黒人差別をなくす団体からクレームがあった経緯で自主回収に至ったとか。

黒人をモチーフにしてるキャラだからって差別だとか言い掛かりも甚だしいと思います。じゃあ黒人が白人をモチーフに何か作品を作ったら差別なの? 違うでしょう。

昨今の映画などではキャストが白人ばかりだと「差別だ」とクレームが入るので黒人やアジア系もキャストに入れるらしいですが、そんなのばかばかしいですよね。変にバランスを取るようなそういうことをするほうがリアリティがないと思うんだけどな。白人(黒人や黄色でもいいけど)しか登場しないストーリーだってあるでしょうに。

そういえば「ファイナルファンタジー13」にも黒人のキャラがいましたねぇ(笑)

だいたいこの「ジャングル黒べえ」のどこから差別的な物を感じるかサッパリ分かりません。キャラだってかわいいし「ウラウラベッカンコ~」という魔法の言葉も面白いじゃないですか。そもそも黒べえは黒人に見えない。他の藤子マンガで言うなら「コロ助キテレツ大百科)」や「UB(ウルトラB)」のような「人間ではない別の何か」な雰囲気を感じます。これってつまり、立派に「キャラ立ち」してるってことだと思うんですがいかがでしょう。

あんまり長く書くのは好きじゃないのでここらで止めますが「ジャングル黒べえ」未読の方、是非読んでみて下さい。