【宮森LOG】

買った物や行った場所に関する備忘録

ただの日帰り旅行

何やら台風が来そうだというのに草津に急遽行く事になり俺運転で行ってきた。と言っても温泉に入る訳ではなく兄貴が草津を見ておきたいなどと死ぬ寸前の人のような申し出をしたためにそれに付き合うハメになってしまい行くこととあいなりましたのでありました。

草津までの道中、高速道路には乗らなかったので伊香保の街も通過したんですが、なんとその道すがら珍宝館を発見してしまい「うわ~珍宝館こんなとこにあったんだー!中見てぇ~!」と1人奇声を発しておりました。と同時にまたの機会に冗談のわかる女の子と一緒に見に行こうと心に決めた瞬間でもありました。

草津1
群馬県民でありながら初めて草津にやってきたのでとりあえず「湯畑」前で1枚。最近歳をとって来たせいなのか何なのか顔面崩壊が進んでおるので到底素顔など晒せまセブンですのでそのへんはご容赦くださいますようよろしくお願いしてみるのでありまあいいじゃないか。俺のツラなんかみてもつまんないからまあいいじゃないか。

湯畑のすぐ横に無料で「足湯」の出来る場所があり、じじばば子供の類がウジャウジャ足湯にうつつを抜かしていやがったので俺はその横で手を突っ込んでお湯の温度を確かめてみただけでスルーした。スルーする深い意味はないんだけれども温泉には入らないつもりで来ているのでここでたとえ足湯と言えど入ってしまえば押さえが利かなくなって温泉に入りたい病を発病しかねない。つーか変に意固地だというだけことである。

草津2
湯畑を1周して今度は「賽の河原」じゃなくて「西の河原」へ向かう。この道中、なんとも素晴らしい立地条件の場所にドッカとおっ立っていたのが草津片岡鶴太郎美術館である。鶴太郎の描く絵にまっっっっっったく興味が無いので「入館料が100円なら入ってもいいかな」などと悪態を付きながら華麗に素通り。俺の中の鶴ちゃんはプッツン5で止まっているというのに!「マッチで~す!」と似てないモノマネを臆面も無く披露する鶴ちゃんが好きだったのに!あのころの鶴ちゃんはどこに行ったんだい!?鶴ちゃんカムバーック!!

ああ、この写真の1番手前に写ってる手提げカバンを持ってるのが俺の兄貴である。なんで兄貴は頭がお宜しいのに俺はこんなトンチキ野郎なのでしょうか。時々死んでやろうかと思ったりもするんですが痛かったり苦しかったりするのはイヤなのでもう少し生きていようと思い直すのです死にませんよどうぞよろしく。

話を戻して、まるっきり人工のその西の河原は変なお地蔵さんが立ってたりする程度でたいして面白く無かったです。これなら湯畑近辺でやっている「湯揉みショー」でも見たほうが10倍は楽しいよホント。

白根1
まだ日も高く台風もどっかに行っちまったようだったので白根山山頂の火口に出来た「湯釜」と呼ばれる湖を見に行く事にした。草津から湯釜までは3~40分ほどで辿り着くが、途中下車禁止の区域(火山性の有毒ガス発生エリア)があったり、針葉樹の生息できる標高の限界を突破したらしく背の低い木や草しか生えていないエリアに到達してしまったり。実はこの白根山に来たのも初めて。なんだかんだで楽しみ始めているのでありました。

ちなみにこの白根山休火山なのでいつまた噴火するかもしれないので山頂に行くまでの道に「緊急避難所」というコンクリで出来た小屋がいくつか建っていて面白かった。当然中に入ってみたがそれは別に面白くなかった。つーか実際火山弾とかが降ってくる中に紛れて妹宇宙人的萌えキャラが降ってきたらとてもエキサイティングなイベントになる事は間違いないと避難所の中で妄想していた。

白根2
この白根山の標高は2160m。なんの知識も無くこんな標高の高いところまで来ていたのかと思うと何かムカつく。軽い登山じゃん!1番上の写真の俺のお気楽な服装見てよ!山なんか登る気さらさらありゃしませんよ!いや、火口のすぐそばに駐車場があるから距離的に火口まではそんなに歩かないけどね(駐車場から3~400m程度火口までの上り坂を登る)、さすがに2000m級の山ですよ、酸素薄いし寒い寒い。皆さん、山を甘く見てはいけませんよ死にますよ寝ると死ぬぞ!

でもその火口がこんな色の湖になってるなんて群馬かっこいい!クリームソーダかはたまた入浴剤かといった感じ。空の色が湖面に写ってるんじゃなくこういう色なのです。ちなみに湖の水はとても強い酸性なんだとか。生き物住めないね。

火口に立っていたら物凄く湿気のある涼しい風が吹き付けてきてジットリとしてしまってまるで面白い事を言ったつもりがおもいきりスベっていやな汗が出た時みたいでとても不快だったなぁ。

浅間山
さらに万座の温泉街(ホテルが数件ある程度)を見に行ってから嬬恋村の方に抜けて浅間山鬼押出し園に寄り道。と言ってももう5時過ぎだったので中には入らずに外からとてもよい景色だった浅間山を撮って便所を借りて帰ってきた。何を隠そうここまで浅間山に接近したのも初めてであり結局今日は俺の初めて物語だった訳でドライバーまでやっていたので案外楽しめつつ疲れた。

日帰りで行くには結構ハードな行程だったと思うよ。

伊香保経由→草津湯畑(途中休憩含めここまで3時間)

湯畑→西の河原→湯畑(トータル1時間少々)

草津白根山(30分)

白根山駐車場→山頂→駐車場(45分)

白根山→万座(1時間)

万座→浅間山鬼押出し(1時間)

鬼押出し→自宅(2時間半)

これだけの場所を駆け足で見るのはとても疲れますのでマネしないでください、死んだおばあさんが生き返ります。

それと、草津の鶴太郎の美術館に行くくらいなら伊香保竹久夢二伊香保記念館に行く方が100倍マシです。ですので伊香保に行ったら珍宝館と夢二記念館、草津に行ったら湯畑と湯もみ。とりあえずそこを押さえておけばきっと幸せになれると思いますよ。