【宮森LOG】

買った物や行った場所に関する備忘録

はまり道その6「相原コージ・かってにシロクマ」

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さあ、今回の「はまり道」は相原コージの「かってにシロクマ」です。

個人的に相原さんと言えばこの「かってにシロクマ」か竹熊健太郎氏との共著「サルまん」が浮かびます。

主人公の「シロ」はホッキョクグマではありません。エゾヒグマのアルビノです。そして弟の大ちゃんや母親は会話するのですが、シロは「お?」等としか言いません。笑い声は「ぴゃーぴゃぴゃぴゃ」。

アルビノだからなのかはわかりませんが、バカというか少し変であることは間違いないですね。

基本ギャグマンガですが下ネタ満載で下品です。ケツの穴に棒切れ突っ込んだり肛門関係が多いです(笑) そういうバカなやりとりが面白いので下ネタ苦手な人はダメかもしれない。

1巻は名シーンが多いですが個人的に一番笑った箇所↓

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水溜りに張った氷を楽しそうに割るうり坊を見たシロが自分も割ろうとするが、うり坊に何度も横取りされたことでもんどりうって悔しがる、というシーン。

1巻には「わたしは木」というのもありますね。可笑しすぎる。

そして「動物生態図鑑」と銘打っているとおり、巻末に「さくいん」ページがあってその巻に登場した生物の名前と登場ページが記載されてます。その「さくいん」を見て初めて「あれ?こんなに出てたっけ?」と気付かされたりもするんですよ。こういうちょっとしたオマケは嬉しいですね。

全6巻+よりぬきかってにシロクマ(傑作選ですね。描き下ろしも数本入っています)

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「よりぬき」はハードカバーで立派な作りです。

文庫でも発売されていて「よりぬき」の描き下ろしも収録されているのですが結構修正されている模様です。1巻のシロとうり坊の氷を割るやりとりも修正されているようなので、出来ることならオリジナルを入手して読んでいただきたいです。

ただオリジナルは絶賛絶版中なので、古本屋(ブ○クオフ等)の大判コミックの棚にあると思うので探してみて下さい。

本当に面白いので猛烈にオススメします。