【宮森LOG】

買った物や行った場所に関する備忘録

はまり道その7「安達哲・バカ姉弟(きょうだい)」

20090810144412.jpg

今回は安達哲の「バカ姉弟です。

この「バカ姉弟」ですが、姉弟の周囲の大人たちからの「愛されっぷり」がとても可笑しいのです。親が家にいないので姉・地主御寧莞(じぬし おねい)と弟・地主純一郎(じぬし じゅんいちろう)は好き勝手にしかし用心深く奔放に遊びまわります。無関係だった人達までどんどん姉弟の可愛さにやられていく様がなんとも軽妙。この感覚は読んでもらわないと分からない部分ではあるんですが、そのあたりがこのマンガの旨味だと思います。当然そこには姉弟の子供らしい部分と富豪であるがゆえの豪快な遊び(特に食事関係)とのギャップが上手に絡んでいてとても不思議な世界だと感じます。

ほのぼのしつつもどこかおおざっぱで豪快。真逆っぽい性質のものがごっちゃになってる不思議。そんな変な世界なのに違和感無く読めてしかもクスッと笑わされるのであとを引くんです。

ここから↓wikiコピペ

バカ姉弟とは

本作の主人公で、東京都豊島区巣鴨在住の双子の姉と弟。両親は多忙でほとんど家を空けており、二人暮し状態だが、非常に裕福なのと、周囲の人々の気配りのおかげで、不自由なく暮らしている。大体の時間を二人で行動しており、何処へでも出かけて行き、誰とでも仲良くなる。何にでも興味を示し、何でも美味しく食べる。運が良く、迷子になっても誰かが助けてくれる。かなりの健啖家で、神経質な人間が「屋台の食べ物だとおなかを壊す」と言っている横でばくばく食べる。当初は近所から札付きのワルと恐れられていた。4歳の誕生日を機に両親と同居するため、巣鴨の隣町である大和郷(現在の文京区本駒込六丁目近辺)に引っ越す。

上記が物語のあらすじです。

そうそう、「バカ姉弟」というタイトルですが別にこの姉弟が大馬鹿な訳ではありません。単なる愛称として町の大人達からもそう呼ばれています。

安達氏の作品で一般的に有名なのは映画やTVドラマにもなっている「お天気お姉さん」かもしれませんが個人的に安達氏の作品はこの「バカ姉弟」しか読んでいませんので、他にも作品はありますが安達氏の他の作品と比べてあーだこーだ言うつもりはございません。そもそも内容自体が作品ごとに違うわけだから比べちゃいかんと思うわけですよ。・・・まあいいや。

このマンガは日常に疲れたときなんかに読むと癒される可能性大です。オススメ!

番外編として実写版が存在します。YouTubeを貼っておきますのでご覧あれ。